【展覧会レポート】琳派-光悦と光琳 MOA美術館
熱海のMOA美術館へ、展覧会「琳派-光悦と光琳」を見に行きました!
琳派展は、なんと館内ほぼ全作品写真撮影OKという太っ腹ぶり!!
お気に入りの作品は遠慮なく写真を撮って来ました。
写真があると、ブログでも紹介しやすいね。
お目当ては、本阿弥光悦の料紙!
金泥銀泥、雲母刷りなどの料紙が、どういうわけか好きすぎて。
琳派の鷺は、ちょっとポッチャリしてるのか??と最近思っているこの頃。
この光琳の鷺も、シュッとしたらイケメンというより、ユーモラスな癒し系な感じでかわいい。
個人的に「そばぼうろ柄」と呼んでる、尾形乾山の器。
物質感がもりもりしてるから、箱として実用しようとすると、重くて使いにくいんだろうなー。
ふたのヘリを見て、結構厚みがあるでしょ?
陶器だから…ザラザラした土の上にツルツルの釉薬が乗って…物質としての存在感がすごい。もりもり。
菊の意匠で、似たような表現の2作品を見つけました。光琳と乾山。
これは、英語のキャプションを連れと精読した作品。
日本語と英語で、キャプションに書かれてる内容違うのね。日本語の方には、「Ariwara-no-Narihira」(在原業平)なんて単語出てこないのに。
英語では、絵の中に描かれている内容をテキストに起こして説明してるイメージ。従者を連れて、降る雪を袖で避けながら…みたいな。
私も、自分でキャプションを書いたり、ギャラリートークをするときは、このように絵に書いてあることを言葉におこす事が多いです。
その方が、絵を「見る」楽しみの助けになるかな、なんて思って。
ザ・琳派!
みたいな、たらし込み技法が存分に楽しめる作品。
わぁすごい!!と思ったら、俵屋宗達でした。
琳派でも、琳派の中での好きな作家を順に並べると、酒井抱一→本阿弥光悦→鈴木其一…って感じ。
尾形光琳は、このMOAの展示を見て「あれぇ、光琳ってちょっと掴み所が…ないかも??」と迷走してきました。なので、尾形光琳は、今後の宿題かな。
鈴木其一は、いつかのサントリー美術館の展示で、だいぶ目が慣れた、という感じ。
鈴木其一は、細見美術館のアヒルさんの絵が、最高にキャッチーで可愛くて好き。
我が本命酒井抱一は、三幅対のお軸が2セットありました。
この色の使い方の美しさと、繊細な描写が大好きです。
藤の花の表現なんかを見ていて、並河靖之の有線七宝を思い出したりなんかして、大変豊かな時間を過ごしました。
MOA美術館、楽しかったし発見がいろいろあったので、何回かに分けてブログ書きまぁす!!
次回もたぶんあるので、乞うご期待。