【居合】水鷗流の合宿に初参加
すっかり、ブログの存在を忘れて幾星霜…
先日、居合の合宿に参加してきました。
習い始めてようやく1年が経ち、合宿への参加はお初でございます。
合宿のタイムスケジュールはこんな感じ↓
1日目
13:00〜16:30 稽古(小具足10本)
16:30〜17:00 事務連絡
17:00〜20:00 休憩・夕食
20:00〜21:30 夜稽古(立居合)
2日目
9:00〜11:20 稽古(自由)
夜稽古がある時点で、めまい持ちの私はこのスケジュールについていけるか体力的に不安だったけど…怪我せず、怪我させず。途中でリタイアする事もなく、悔し泣きをする事もなく。なんとか全行程に参加することができました!!
うちの支部は人数が少ないので、ぼっち参加でしたが、隣の支部の方と1年間でだいぶ顔見知りになり、たくさん構っていただき、寂しい思いをすることなく、楽しく過ごせてホッとしました。
そもそも、生まれて初めての、体育会系合宿だったように思います。ゼミ合宿など缶詰勉強とか、8時間耐久研究発表地獄のような合宿・研究会へは何度も参加したことあるんだけどね。
居合の平均年齢はおそらく40〜50代ぐらいだったのかな。参加者層がそもそも高齢化してるので、ゴリゴリ体力を奪うような、中学高校の運動部のような活動はしませんでした。
時期もまだ夏前だから、暑さに負ける事もなかったし。
合宿では、たくさん学ぶ事がありました。
参加者が100名を超え、海外からも多数の猛者が来ている大きな合宿です。
日本語解説の後に、英語翻訳が付きます。日本語で聞いたところを、英語でもう一回聞いて復習ができます、ヒアリングができれば。
私みたいな永遠のビギナーみたいな奴は、隅っこと方で気配を消してこっそり練習したかったのですが、意外と先生の数が多い。全体数に対して10%…まではいかないけど、でも全員に目が届く程度の割合で先生がいらっしゃいました。
指導が細やかに入ります。恥ずかしいやら有難いやら。
小具足は、初めて習う技を10本。その場でデモンストレーションを見て、再現するデッドレース。
相方の女の子が上手だったので、終始リードしてもらったものの、私が技を覚えないから足を引っ張りました。
2人でわちゃわちゃやってると、後ろから「出来てるよ、大丈夫大丈夫!」とか「それじゃフォークダンスじゃないかー!」と先生から指導が入ります。100人一気にやってるのに、ぜんぜん気配を消しきれない。ふざけられない、手を抜けない笑。
そもそも、女性参加者の方が少ないから、女性は目につくのかな??
立居合の稽古でも、小グループに分かれて指導を受けたので、ひとりひとりの居合を見て、細かなところを直されます。
二日目の自由形では、苦手な(もとい、練習不足な)座り技を自分で選んで、先生方に見てもらいました。
アメリカ支部の先生に、日本語で教えてもらうのとか、めっちゃ新鮮!でも、ちゃんとポイントを丁寧に教えていただきましたよ。嬉しかったです。
どうも私は、抜き付け・血振りの際に腕が伸びきる事と、目付けが悪い事、納刀が下手くそだという事が分かりました。
抜き付け・血振り・納刀はテクニックを磨くとして、目付けで何度も注意されるのは勿体無かったなぁ…と猛反省。
抜き付け・血振り・納刀、それから振り下ろしの際の足の運び・腰の置き方・半身になる姿勢、膝が内側に入らないように、など、今回新たな課題として持ち帰ってきたので、しばらく意識して練習するつもりです。
私は、水鷗流居合剣法(すいおうりゅう・いあいけんぽう)という古流の居合を習っています。
全国的には、ちょいとマイナーなのかしら。
宗家は「制定居合とは違うんだ」という旨の話をよくします。
しかし、私は制定はやってないので、古流と制定の比較はよく分かっていません笑。
水鷗流に入った経緯も「日本刀振れるようになりたい」「知り合いがやっていた」「職場と家から稽古場がめっっちゃ近い」というだけの理由です。
剣道もやらず、制定もやらず、いきなり古流から初めてしまったんだけど、
「居合のやり方は十人十色、自分の居合をやれ」という自由な気質はとても私に合っています。
肩の力を抜いて参加できるというか。ガチガチになり過ぎないというか。
合宿は、とても刺激になりました!
これからの練習の課題をたくさん持って帰ってきたので、やる事がたくさんあり、練習も身が締まります。
仲良くなった隣の支部の方が「出稽古においで!」と声をかけてくださったのも嬉しかったです。
大きなお教室だし、皆さんモチベーション高くて熱の入り方や練習量が全然違うので、是非とも時間を作って一度様子を見させていただきたいものです。
蛇足
小具足は2人で組んでやるんだけど、途中で相方が「攻受どっち」とか不謹慎な事言い出して、おかげで見るもの全てに色んなフィルターがかかってしまった事は、ナイショの話…笑。焦りました。煩悩持ち込んじゃダメ!!