いい案は非公式の場から
私の職場は、非常にトップダウンが強い環境です。
新しい若い人材も増えない小さな組織だから、いつまでたっても私が下っ端。
だいぶそれにも順応してきて、新しいアイデアや企画を出そう、という気概もモチベーションも底をついてしまった状態です。
ところで。
いろんな企画を進めるために「会議」が設けられますが、物事を進めるのは公的な会議の場ではなく、会議前後の雑談だったり、休憩中や飲み会の席だったりします。
先日、それを狙ってか会議の後に関係者に呼び止められ、長々と話をしてきました。
たしかに緊張がほどよく解けた非公式の場での話は有用なんだけど、公式な会議の場での意見じゃないと、議事録に残せないんだよなー…。
あくまでも個人の意見として聞くことはできるけど、それが他の参加者に伝わらないと、共通理解も得られない。
例えば、私が組織内の権力者だったらそういうアプローチの仕方も効果的なんでしょうけど…私は、組織の中の下っ端の雑草だから、非公式の場での話はあまり有効じゃないんだよなぁ。
会議中においても、いくら組織の代表として会議に参加しているといえど、私に権限が無いから「持ち帰って検討します」としか発言もできない。
会議の内容は大変興味深いものであるのに、そこに代理としてしか参加できない自分の立場は、もどかしいものです。
刀の様子見
梅雨入りしましたので、先日日本刀の様子見をしました。
自分のものではなくても、なんとなく面倒見てる刀が数本あります。
パカパカ開けなくても、年に一度ぐらいは茎を開けて、油を引きなおしてあげるといいですね。
夏は冬に比べて、白鞘の木が緩くなります。
冬の間に抜けなくなった白鞘も、これからの暖かい時期にチャレンジすると、スポンとうまく抜けたりします。
刀を勉強し始めて約3年、良い先生方に恵まれて、毎年少しづつ目のチカラが育っている自覚があります。
同じ刀でも、久々に茎を開けると気づくことがあったり、昔は分からなかったものが見えるようになったり。
刀はご縁だと思っているので、これからも真摯に向かい合って、良い巡り合わせの機会を逃さぬよう、研鑽を積みたい所存です。
メル友ができたようです
最近、over80歳のおじいちゃんと、メールで楽しく会話をしております。
同じ日本刀の会に参加している大先輩なのですが、近年の刀剣ブームで女性が入ってきたことを大変喜んでくれて、可愛がっていただいております。
お歳は大きいけれど、気力があるし、日本刀への好奇心も強い、元気なおじいちゃんです。
興味深いのは、お耳が少し遠いので、本人曰く「面と向かって話すより、メールの方が良い」とのこと!
実際、メールの頻度も週1ぐらいでお返事していただけますし、内容も2人でコッテリ日本刀の話で盛り上がります。
今どきの、短文即レスのLINEやTwitterとはまた違った感覚で、興味深いです。
メル友、なんて言ってしまうと失礼かもしれませんが…往年のちょっと懐かしい感じがします。
最近は、月山銘の話をしました。月山といえば綾杉の地鉄が見所ですが、姿地鉄刃文を語り尽くし、茎まで舐め回して楽しんでいます。
大先輩にご教授いただいたり、感動した刀の話を聞くだけでも、とても貴重な体験となり、刀の鑑賞のモチベーションの上がります。
どうかお元気に!
これからも一緒に刀を楽しみたいです。
熱中症注意
昨日、会議で危うく熱中症になりかけたようです。
30名ほどが詰める、冷房が付いていない会議室で、60分強の会議だったのですが、
なんとなく始まる前にから体調悪いなーって思ってたんですよね。
お昼ご飯の後だから血糖値が上がってるのかなぁ、とか、車酔いしたのかなあ、とかいろいろ考えておりましたが
会議が進むにつれ、どんどん喉が乾いてきたんです。
軽い吐き気と気持ち悪さなども感じましたが、いつもより会議が早く切り上がったので、悪化せずに済んだようです。
あー気持ち悪かった!!
まだカンカンの夏ではないにせよ、油断大敵だなぁと驚きました。
私は最近体調の関係で、めっぽう暑さに弱いですが、まだ6月なのに今からこの調子じゃ、先が思いやられます…
今年の夏は、猛暑じゃないといいのですが。
最高の褒め言葉
ミュゼたんの定期ツイートで、「来館者の声を届けるにはアンケートが有効!」と呟いておりますが、先日、自分の職場で行ったイベントで、最高のお褒めの言葉をいただきました。
それは
「安定した運営」
という、たった6文字のご意見です。
本当に、何事もなく無事にイベント1本やりきるためには、
事前の準備と段取り、当日の人員配置、タイムマネジメントとそのための情報伝達手段の確保、それらが出来た上での臨時の対応など、
いろんなことを瞬時に判断して、もしくは先に決めておいて、やらねばなりません。
私が勤める小規模美術館ではマンパワーも多くないので、
手伝ってくれるスタッフ個々人に負荷をかけすぎないよう声かけをして、気を使いながら、企画を回します。
その結果として、参加者の皆様にストレスなくイベントを楽しんでもらえるのです。
そのように粉骨砕身して行ったイベントの感想として「安定した運営」といただけるのは、
なんとも誉れ高く嬉しいことです。
励みになりました。
アンケート、答えるのは面倒かもしれませんが、一来場者として施設に直接声を届けるには有効な手段だと思います。
ぜひ、小さな感度やお礼を伝えたい時には、使ってみてください☺️
博物館オフとは?
「博物館オフ」とは、ミュゼたん(旧名博物館学たん)が主催して、みんなでミュージアムに行くオフ会です。
コンセプトは、主に以下の3本柱
1.ミュージアムに行くきっかけを作ろう
2.ミュージアム好きで集まって、たくさん語ろう
3.いろんなジャンルのミュージアムに行こう
という目的意識を持ったイベントで、結構大風呂敷を広げた内容になっております。
【1.ミュージアムに行くきっかけを作ろう】
当初は言葉の通り、「ミュージアムに行かない人が行くきっかけになったら良いな!」と思い、オフ会を始めました。
しかし、実際にやってみると、そもそも博物館オフに参加するような人は、ミュージアムに行く経験や習慣がある人ばかり。
想定の甘さが露呈した、ヌルいコンセプトであることが証明されております笑。
そこで、今回はこれを少し拡大解釈して、「普段行かない」ミュージアムとして、なかなかきっかけがないと足を運ばない地方の博物館にみんなで行ってみよう、というチャレンジをしてみようと思います。
参加者さん集まるかなぁ?
今までは、東京・大阪・名古屋と都市部ばかりでしたので、ちょっとドキドキです。
【2.ミュージアム好きで集まって、たくさん語ろう】
ベースは、アメリア・アレナスをはじめ多数研究が進んでいる対話型鑑賞やVST(Visual Thinking Strategy)がベースにあります。
誰かと語らいながら作品を見ることで、自分では気がつかなかった作品の魅力に気づいたり、他者の意見を聞くことで多様性を育むと言われております。(雑な説明でごめんなさいね)
博物館オフでは、ファシリテーターがいないのでそんな高尚なところまで目標を達成できませんが、それでも過去の世界では、5人程度の小グループに参加者を分けて並べるとみんなで話をしながら見るように企画を立ててきました。
過去実績のある博物館オフでは、学術さん達にサポートを依頼していたので、美術館の鑑賞と言えどリーダーでまとめ役になるのが専門分野が理系・人文・社会・福祉などなど、いい意味で学際的な感じになりがちでした。本当に面白かった。
第4回はどうなるかな??楽しみです。
【3.いろんなジャンルのミュージアムに行こう】
私はよく、広義の意味でミュージアムと言う言葉を使います。
日本の博物館には沢山のの種類があります。美術、歴史、文学、自然史、動物園、植物園、水族館など。
日本語の博物館と言う言葉はどうも歴史や自然史の印象が強く感じてしまうので、広義の意味で全種類の博物館を指したいときはミュージアムと言う言葉を意図的に使っております。
ミュージアムによく行く人でも、それぞれ自分の得意分野があって、美術ばっかり見る人の中でも、美術の中でも西洋美術ばっかり・日本の古美術ばかりだったり、現代アートは門外漢…などなどいろんなタイプがいると思います。
もちろん趣味の世界だから好きな所を選んでくれればいいんですけれども、せっかく私がオフ会を主催するなら、普段行かない分野の展示にも足を運ぶきっかけになればいいかな、と思っています。
第4回に関しては、昔からミュゼたんを応援してくださっているフォロワーさんと刀に興味のあるフォロワーさんたちから、それぞれ反応をいただいているように見受けられます。
どんな化学反応が起きて、面白い気づきを共有できるか、期待しております。
博物館オフはまだまだ発展途上の経験値の浅いイベントですが、それ故に伸びしろもあるかな、と思っています。
休止期間も長かったし…。
今回は肩慣らしとして、過去のイベントより小規模にやりたいな…とは考えてるけど、いつもなんだか想像よりたくさんの人が集まりがちなんだよな…という古い記憶も蘇ってきている所です。
とりあえず、今夜のブログはここまで。
博物館オフの意義を自身で再確認し、
明日以降、今後の募集スケジュールなどを考えていくつもりです。
(現在、リアルお仕事で夢の10連勤チャレンジ中。折り返し5日目に来ました。気を抜かずに最後まで頑張ります。シフト制の職場は、たまにこういう修羅場がある。)