趣味の刀のこと

刀の様子見

梅雨入りしましたので、先日日本刀の様子見をしました。 自分のものではなくても、なんとなく面倒見てる刀が数本あります。 パカパカ開けなくても、年に一度ぐらいは茎を開けて、油を引きなおしてあげるといいですね。 夏は冬に比べて、白鞘の木が緩くなりま…

次の課題は斬り上げ

今日は刀で斬る活動に参加してきました。 地元の有志の刀好きが集まって、畳表を巻いたものを斬っていきます。 私はパワー不足と技術不足で、全然うまく斬れません。 最近ようやく一番簡単な袈裟斬り(右上から左下に斬り下ろす)ができるようになりました。 …

美術屋の語る刀と、歴史屋の語る刀

一生懸命刀の勉強を続けています。 主に過去の展覧会の図録をメインのテキスト、作風辞典や鑑定秘書、全集などを副読本にしています。 ふと気になったのは、刀の評論について。 わたしはもっぱら美術畑の人なので、実は歴史の機微はあまり得意ではありません…

好きな刀が決められない

「どんな刀が好きなの?」という質問に対する返答が難しいです。 まず、勉強中の身の上であるため、刀の好みは常に流動的です。 刀を勉強し始めた頃は、青江や安綱が好きだと言っていましたが、青江や安綱を見る機会はそう多くありません。 なので「どんな方…

正宗について

相州伝シリーズ、今日は正宗について。 正宗は言わずと知れた刀剣界の巨匠であり、その美しさや品格の高さは他の追随を許さず、不動の地位を築いています。 正宗・長光・来国俊は、鎌倉後期の三大巨匠とも言え、どの刀工もそれぞれの持ち味を持って後の世に…

相州鍛治の成り立ち

2019年5月29日深夜のブログで、新藤五国光について書きました。 今日は、相州鍛治の成り立ちについて書きます。 先にも書いたように、相州鍛治とは、現在の神奈川県で起きた刀鍛冶の総称で、新藤五国光・行光・正宗・貞宗・広光・綱広などがいます。 相州鍛…

新藤五国光の刀

新藤五国光(しんとうご・くにみつ)は、鎌倉時代後期の相模国(現在の神奈川県)の刀工です。 鎌倉幕府のお膝元で作られ、その刀の特徴を持つものを「相州伝」とか「相州物」という言い方をしますが、新藤五国光はその最初の人・鎌倉鍛冶の祖と伝わります。 最…

居合のお稽古

退勤後、今晩は居合のお稽古でした。 居合は習い始めて、ようやく1年が過ぎたところ。 やっと道着や居合刀が一式揃ったばかりのビギナーです。 通っているお教室では、古流をおしえてもらっており、昇段試験に挑戦する予定は、今のところありません。 ゆる…