好きな刀が決められない

「どんな刀が好きなの?」という質問に対する返答が難しいです。

 

まず、勉強中の身の上であるため、刀の好みは常に流動的です。

刀を勉強し始めた頃は、青江や安綱が好きだと言っていましたが、青江や安綱を見る機会はそう多くありません。

 

なので「どんな方が好きなの?」という質問を受けた場合、私は質問を置き換えて返答します。

例えば、見せてもらえるなら津々浦々の名刀が見たいし、もし方の購入する機会があるなら之定が欲しいといいます。

また、見せてもらえる刀があるのなら、その時分に力を入れて勉強している刀を答えます。例えば最近の私なら、今見たいのは新藤五とか貞宗とか…笑。

それから、あまり刀屋さんに行く習慣は無いけれども、刀屋さんのオーナーに「あなたはどんな形のが好きなの?」と聞かれることがあるので、それに対する模範解答を、自分の中で1つ持っていてもいいのかなとは思います。

 

でも好みの刀はいくらでも目移りしていいと思っています。これが人間の話だったらアウトだけれども、美術品は自分が好きな美しいと思えるものが多ければ多いほど心が豊かになり、人生が華やかに彩られるでしょう。

 

これからも好きな方をたくさん増やしていきたいと思います。

また、好きな刀を誰かと共有し語らうことでリテラシーを高めて行けたらいいと思います。